ハーブの特性 ヘナ(ヘンナ)/ HENNA
ハーブの特性
ヘナ(ヘンナ)/ HENNA
ヘナ(ヘンナ)/ HENNA
インド産 (Sojat, Rajasthan)
ヘナは学名をLawsonia Inermisといい、北アフリカからアジアの熱帯~亜熱帯の砂漠地帯に育つ、乾燥を好むミソハギ科の低木です。なお、日本でもよく見られる、8月頃に濃いピンクや白色の花を咲かせる百日紅(サルスペリ)もミソハギ科の植物です。
赤やピンク、白、黄色のヘナの花は古来から香水として利用されています。
一方、葉は、髪の染色だけでなく、治療やタトゥーにも使われています。
ヘナの葉には、ローソニアという成分が含まれます。
ローソニアは免疫力向上、抗ウイルス作用、抗真菌作用、抗炎症作用等のあるナフトキノンという成分に属しており、インドの伝承医学アーユルヴェーダの中では、薬草として様々な疾患の治療にも使われてきました。 ローソニアは、オレンジ色(赤橙色)の染料でもあります。先に述べたナフトキノンの作用のお蔭で、髪や頭皮を健やかに保ちながら、草木染めとして髪の毛を傷めることなく染毛することが出来ます。
天然成分で身体に負担をかけずに行うことができ、自然に消えるタトゥーとしてもヘナは注目されています。 「ヘナ タトゥー」で検索していただくと、様々な神秘的なデザインが目を引くことと思います。